蛍火の茶会 6月第2土曜日
境内の橋殿と細殿に、裏千家淡交会ご奉仕によるお茶席が設けられます。
神服殿では十二単衣の王朝舞や雅楽舞、箏曲などが奏されるとともに、楼門前では神社所縁の老舗が出店する糺の森納涼市が開催されます。
瀬見の小川沿いでは、ほのかに光る幻想的な蛍火の風景がひろがります。
初夏の一夕を下鴨神社・糺の森でお楽しみください。
※お茶席について
糺の森財団の会員の方(毎年4月1日時点で会員資格を有する方)にお茶席のご案内をお送りします。
なお、糺の森財団のご入会は随時受け付けています。
詳しくは、HPの「森を守る(ご寄付・ご入会・ご献木)」の「ご入会」欄をご覧ください。
歴史
糺の森に生息する蛍はゲンジボタルです。境内には御手洗川や泉川、瀬見の小川や奈良の小川が流れ、あらゆる場所で蛍が飛んでいました。しかし、明治以降の都市計画事業により自然環境が大きく変化し、戦後の急激な都市化や自然災害により蛍の姿を見かける事ができなくなりました。
昭和56年に当財団の前身である糺の森顕彰会が設立して後、糺の森の環境保全の気運が高まり、市民による清掃活動や、流れが絶えていた小川の復元作業を行った結果、少しずつ環境が回復し、蛍も戻ってきました。
設立10周年を記念して、平成3年(1991)からは、毎年6月に裏千家様のご協賛により「蛍火の茶会」を催して糺の森の環境保全活動の普及に努めています。